看護師の中には、「子どもが好き」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんな方に向けて小児科で働く看護師の役割をまとめてみました。小児科とは、0歳からおおよそ15歳くらいまでの子どもたちを診る診療科です。小児科では、発育や成長に関する相談や予防接種、感染症やアレルギーなどの一般的な疾患から、先天性の障害やがんなどの重い病気まで、さまざまな治療を行います。

そんな小児科の看護師は、子どもたちの身体的なケアだけでなく、心理的なサポートも求められます。子どもたちは、病気や治療に対して不安や恐怖を感じることが多く、また親や家族も心配やストレスを抱えています。その際、小児科の看護師は、子どもやその家族を安心させるために、こまめに声かけをしたり、寄り添ったりする必要が出てきます。また、子どもたちの発達段階に応じて、遊びや学びを取り入れたケアを行うこともあります。

小児科で働く看護師のやりがいは、子どもたちの笑顔や回復の姿を見ることです。子どもは病気に負けずに元気に成長していく姿がとても素直でかわいらしく、それに関われる立場として喜びを感じることができます。また、子どもたちやその家族と長期的に顔を合わせることで、深い絆が生まれることもあります。

小児科は、まさに子どもたちの未来に貢献できる分野だといえます。子どもたちは、国の将来を担う大切な存在です。小児科の看護師になれば、そんな子どもたちの健康を守り、病から回復させることで、その可能性を大いに広げることができます。子どもが元気に笑顔で生きられる日常を守りたいのなら、ぜひ小児科に目を向けてみると良いでしょう。